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【第二転職期 1話】嫁に切り出した転職。強がりと沈黙の間で

家族に転職を切り出したとき、特別なことは起きなかった

前回、製品撤退の話を書いた。

あの件は家でも話していた。
価格競争に疲れていることも、
仕事がつまらなくなっていることも、隠していなかった。

だから転職を切り出したとき、
特別な空気はなかった。


目次

  1. 「つまらない」の正体
  2. 30代後半の転職は、不安が標準装備
  3. それでも動いた理由
  4. 家族の反応は静かだった
  5. 子どもにはまだ言っていない
  6. もし今、「30代後半 転職 不安」で検索しているなら

「つまらない」の正体

仕事がつまらない、と言っても
暇だったわけじゃない。

やることはある。
別の柱になる製品もある。
会社は回っている。

でも、面白くなかった。

挑戦ではなく、延命。
攻めではなく、維持。

上司は一人。退職間近。
悪い人ではない。でも攻める気配はない。

「無理はしなくていい」
「今あるものを大事に」

正論だ。

でもその空気の中で、
自分の成長だけが止まっている気がした。

忙しいのに、前に進んでいない。

これが一番きつかった。


30代後半の転職は、不安が標準装備

30代後半での転職。

きれいごとを言えば「キャリアアップ」。
現実は、不安が標準装備だ。

  • 年収は維持できるのか
  • 今さら未経験分野で通用するのか
  • 失敗したら戻れないのではないか

20代なら勢いで動ける。

でも38歳は違う。

守るものがある。
生活がある。
責任がある。

求人票を見ながら、何度も思った。

「本当にいけるのか?」


それでも動いた理由

正直に言えば、不安は消えなかった。

今でも完全には消えていない。

でもひとつだけ、はっきりしていた。

転職の不安よりも
何も変わらない未来のほうが怖かった。

このまま守りの空気の中で10年過ごす自分。

それを想像したときのほうが、
よほど現実味があって、よほど怖かった。


家族の反応は静かだった

「転職しようと思ってる」

そう伝えたとき、返ってきたのは

「そうなんだ」

だった。

強く否定もされなかったし、
大げさに応援もされなかった。

でもそれで十分だった。

撤退の話も、
仕事が楽しくないことも、
ずっと話してきた。

突然ではなかった。


子どもにはまだ言っていない

この段階では、子どもには伝えていない。

確定していない未来を
不安ごと渡す必要はない。

父親の決断は、
結果が出てからでいい。


もし今、「30代後半 転職 不安」で検索しているなら

たぶん今これを読んでいるあなたも、
同じように不安を抱えているはずだ。

自分もそうだった。

自信なんてなかった。
未来も見えていなかった。

あったのは、

「このままは違う」

という違和感だけ。

30代後半の転職は怖い。

でも、違和感を無視して積み上げる10年も、
同じくらい怖い。

どちらが正解かは分からない。

でも少なくとも、自分は
“不安があるから動かない”ではなく
“不安があっても動く”を選んだ。

次は、企業選定の話を書く。

どこでもよかったわけじゃない。
むしろ、かなり絞った。

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