合格発表を確認して数日。 その余韻が少しだけ残る中、次にやることはもう決まっていた。 そう──免状の申請だ。 合格して終わりじゃない。ここからもうひと仕事ある。 この手続きをしないと、正式に「消防設備士」を名乗れない。
📖 目次 ▼
📬 合格のお便りが届く(試験6日後)
試験から6日後、ポストに一枚のはがきが入っていた。 表面には「消防試験研究センター」の文字。 開けるまでもなく、結果がわかるあの瞬間の緊張感。 裏面には、合格通知の文字と成績の詳細。 いわば“お便り”のような合格報告だった。

そこには、科目ごとの正答率も書かれていた。 中でも「基礎知識」が100%。 手ごたえ通りとはいえ、100点なんて小学生か中学生ぶりでびっくりした。 「久々にこんな数字見たな…」と、思わず笑ってしまった。 努力がちゃんと形になるって、悪くない。
📄 免状申請の流れ
はがきには、免状申請に関する案内も記載されていた。 申請は郵送で行う。 試験会場で配られた申請書を使って、 必要事項を記入し、消防試験研究センターへ送付する。 自分で用意するのは、申請書・収入証紙・返信用封筒の3点だ。
- ① 免状交付申請書(試験会場でもらった用紙)
- ② 交付手数料(2,900円分の収入証紙)
- ③ 返信用封筒(自分の住所を記入)
証明写真は不要。 試験当日に撮影された顔写真データがそのまま使用される仕組みらしい。 思ったより手続きは簡単だった。 ポストに投函する瞬間、ようやく「全部終わった」と実感した。
📦 免状が届くまで
それから約3週間。 ポストを開けるたびに、つい茶封筒を探していた。 そして、試験からちょうど1か月ほど経ったある日── ついに届いた。 「消防試験研究センター」の印字。 今度こそ、免状だ。
中には、思っていたよりも小さな免状。 カードサイズのプラスチック製で、 上部には「消防設備士」の文字。 そしてその下には、甲種第1類・交付年月日・交付番号が記載され、 「交付知事:東京都知事」の印字があった。 見た瞬間、「あぁ、ついに来たな」と静かにうなずいた。
努力の証って、紙じゃなくても重みがある。 このカード一枚に、1か月半の積み重ねが全部詰まっている気がした。 そしてふと、自然に頭をよぎった。 「次は二類を取りたいな」と。 喜びよりも、“まだいける”という気持ちの方が強かった。
💭 終わりじゃなく、次の始まり
合格しても、燃え尽きる感じはなかった。 むしろ「ここまで来たなら、もう少しやってみよう」という気持ちの方が強かった。 この一枚の免状は、達成というより通過点。 資格を取ること自体よりも、 その過程で自分を律して積み上げられたことに意味がある。 そんな感覚が、少しずつ実感になっていった。
気づけば、もう次の参考書を開いていた。 達成感より、前に進みたい衝動の方が大きかった。
🚀 次回予告:Lesson8 二類への挑戦
次回のLesson8では、 甲種二類への挑戦について書く。 泡消火設備という、新しい分野へのステップアップ。 「1類を取ったからこそ見える景色」がある。 その第一歩を、次の章で話していこう。