6月のじりじりした日曜の朝。 東京会場だったから、始発に近い時間に家を出た。 笹塚駅に着いて、スマホのマップを開きながら歩いてたけど、 周りを見れば受験者だらけ。 「あ、これついてけばいいや」とすぐわかった。 静かでピリついた雰囲気の中、汗を拭きながら会場へ向かった。
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☀️ 朝の出発から会場到着まで
6月。朝から暑い。 まだ7時台なのに、すでに汗がにじむ。 東京会場は笹塚。日曜の朝だから通勤ラッシュはなし。 それでも車内は静かに緊張してる人が多かった。 参考書を開く人、深呼吸してる人。 みんな、今日のために積み上げてきたんだろう。
笹塚駅を出てスマホを見ながら歩くけど、 受験者の流れができていたから、迷わずに会場へたどり着けた。 人の波に安心しながらも、どこかで「みんな敵か…」って気持ちもあった(笑)。
🏫 会場の空気と受験者層
教室に入ってまず驚いたのは、年齢層の幅。 30代〜50代が中心かと思いきや、 おじいちゃん、おばあちゃんレベルの受験者もちらほらいた。 「まだ新しいことを学ぼうとしてる人って、ほんとすごいな」 そう思った瞬間、ちょっと緊張がほどけた。
席に着くと、机には鉛筆と消しゴム。 試験官の説明を聞きながら、心の中で「いよいよか」と気合を入れる。 静かな空気の中、配られた問題用紙をめくる音が一斉に響いた。
🧮 3時間の試験を振り返って
消防設備士の試験は、法令・構造・実技を合わせて3時間。 長丁場だけど、集中していたせいか時間の経過は早かった。 問題の傾向も、事前に解いた過去問と大きくは違わない。 正直、特に「難しい」と感じた問題はなかった。 準備段階でしっかりやっていたから、焦る場面もない。
解き終わったのは開始から約1時間半。 そこからは丁寧に見直し。 単位、符号、マークシートのズレ。 地味だけど、そういうケアレスミスこそ命取りになる。 何度かチェックを繰り返して、最終的に試験開始から1時間50分後に退出した。 完璧に確認してから立ち上がると、肩の力がふっと抜けた。
🚃 帰り道とプールの午後
会場を出た瞬間、重たい緊張感がスッと消えた。 「これは受かってるな」って感覚が自然に出てきた。 在来線のグリーン席に乗って、冷たいお茶を飲みながらうとうと。 気づいたら最寄り駅だった。 体は疲れてるけど、心は妙に軽い。 久々に「やり切った」って感覚だった。
家に着いたらそのまま寝るかと思いきや、 娘が「パパ、プール行こう!」と元気満々。 その勢いに負けて、娘とその友達を連れて午後はプールへ。 炎天下の中で浮き輪を持ちながら、 「さっきまで試験受けてたのに…」って思わず笑った。 でも、そうやって切り替えられるのも悪くない。
📬 次回予告:Lesson6 合格発表の瞬間
試験から数週間後。 合格発表はホームページで確認した。 「まあ大丈夫だろ」と思いながらも、画面を開く手が少し震えた。 次回のLesson6では、その瞬間の話を詳しく書こうと思う。 あの“受かってた安堵感”と、“もう一歩先を見たくなる気持ち”。 ──次は、あの日の午後を思い出しながら書く。